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気になるlanケーブルの内部

何気なく使用しているlanケーブルですが、被覆の中はどうなっているか気になることがあります。

ちぎれているような場面に遭遇しない限り内部を見ることはないでしょうが、知っておくと配線のミスなどによるトラブルを減らすことができます。lanケーブルは樹脂製の被覆によって覆われています。基本的に触ったり見たりできるのはこの部分だけです。どのケーブルも内部には8本の電線が入っています。そのそれぞれの電線も被覆に覆われて、色によって区別することが可能です。

この8本は2本ごとにペアになっていて、より合わされています。このような方法をツイストペアと呼びます、発生する磁力を打ち消すために施されているもので、ツイストペア同士もより合わされるようになっています。ノイズ対策が施されているものでは、被覆の下に金属シートのシールドが巻かれていて、磁力線が内部に影響しません。8本の電線は、導電性の高い芯線があって、信号のやり取りに使われています。

芯線は細い線がより合わされたヨリ線や1本の金属でできている単線の2種類があります。lanケーブルの長さが20mを超えるようなときには単線を使用します。それは単線の方がノイズに影響を受けにくいので、長い距離でもトラブルが少ないからです。ヨリ線の方が柔らかく取り回しが楽なので一般的に広く使われています。内部を見てみると、使われている芯線の細さに驚きます。強く引っ張っただけで切れてしまうので注意しましょう。

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